付加金

会社が残業代を払わない時に、残業代や遅延損害金以外にも請求できるものがあります。
それが付加金です。

付加金とは、会社が残業代を支払わない場合に、裁判所が判決で、残業代元本と同額のお金を会社に支払わせるものです。
通常、残業代請求は、交渉や労働審判で決着することが多いものです。
裁判になる場合でも、途中で和解になることも珍しくありません。

ところが、強情な会社は最後まで、残業代を払おうとしません。
そういった場合は裁判所も判決を下すしかないわけですが、そういった往生際の悪い会社に対する制裁として、付加金制度が設けられています。

したがって付加金をもらえるのは、裁判で判決までいった場合のみです。
しかも、会社に対する制裁ですから、よほど会社の態様が悪い場合のみに付加金の支払いが命じられるに過ぎません。
要するに過度の期待は禁物ということです。

付加金の金額と遅延損害金

付加金の金額は、残業代元本と同額です。
たとえば、残業代元本が100万円、遅延損害金が14万円という判決が出た場合、付加金は100万円となり、合計214万円をもらうことができます。
また、判決が出た場合でも、会社が支払わない場合、付加金自体にも遅延損害金がつきます。
付加金の遅延損害金は年率5%です。

付加金の除斥期間

付加金の請求は残業代未払いの時から、2年以内におこなう必要があります。
2年が経過すると、除斥期間を過ぎたとして、請求することができなくなります。

除斥期間は時効と異なり、中断がありません。
忘れずに請求しましょう。

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