1日に8時間以上働くと残業代が発生します。
たとえ、会社や社長が「うちは残業代は出ないんだよ」などと言っていても関係ありません。
これは、労働基準法で決まっているからです。
ただし、8時間というのは、始業時間から終業時間までの時間全てではありません。
実際に働いていた時間です。
したがって休憩時間や仕事をさぼっていた時間は、当然のことながら含まれませんので注意してください。
たとえば、あなたの会社の就業時間が午前9時から午後6時までで、休憩時間が昼に1時間だったとします。
この場合、時間通りに働いても、実労働時間は8時間ですから、決められた給料以上のお金はもらえません。
残業代が発生する場合
一方、午前9時から午後8時まで働いていた場合、10時間働いていたことになりますので、残業代が発生します。
具体的にいくらになるかは、厳密な計算が必要ですが、あなたの給料が月給20万で土日休みだとすると、1回の残業で、およそ3000円の残業代がつきます。これが月曜から金曜まで毎日だと1ヶ月で約6万円になります。
2年間で144万です。
月給がもっと高かったり、土日も働いている場合などは、さらに、この金額が大きくなります。
思っていた以上に、残業代は凄い金額になるものなのです。
ブラック企業に負けない
最近は、「サービス残業」や「ブラック企業」といった言葉をよく聞くようになりましたが、きちんと、自分が働いていた時間を計っておけば、退職時などに未払いの残業代を請求することは可能なのです。
まずは、自分にできることを理解して、行動に移すことが大切です。