体罰問題とブラック企業の構造

体罰で高校生が自殺。
柔道全日本の監督が選手に体罰、暴行、暴言。

次々と明るみになってきましたね。
おそらく、今後、もっと多くの告発が相次ぐことでしょう。

それにしても、この体罰問題。
何かと似ていないでしょうか?

自殺してしまった男子高校生も、聞くところによれば、成績は優秀、強豪校のキャプテンを任されるくらいですから、バスケ自体の実力も相当あったのでしょう。
責任感も強かったとのこと。
普通の世界であれば、いわゆるリア充です。

女子柔道の日本代表だって、体力、精神力ともに世界最高峰の方々でしょう。

そんな彼ら、彼女らが、暴言や暴行を受けても耐えなくてはならなかった。
通常の社会であれば考えられないことです。
気弱な人が言うべきことが言えなかったということではないのです。

むしろ一般人よりしっかりしていながら、おかしいことをおかしいと言えない事態だったのです。
おかしいと言えない理由はただ1つ。「レギュラー、代表を外される」という恐怖です。

私は、ブラック企業の構図と似ていると思いました。
ブラック企業に就職してしまった人も、多くは普通の人やむしろ忍耐力のある我慢強い人達です。

そのような人達でも、ブラック企業の酷い扱いに何も言えないことがあるのです。
サービス残業、パワハラ、セクハラ。
これらの酷い仕打ちに対して何も言えないのは、「文句を言ったらクビになるかもしれない。契約更新してもらえないかもしれない」という恐怖のせいではないでしょうか。

たしかに、悪いのは体罰やパワハラをする教師、指導者です。
残業代を払わないブラック企業です。

しかし、黙っていても物事は解決しないのです。
今回、女子選手が勇気を持って告発しました。もしかしたら、告発したことを逆恨みされて、一生代表に選ばれないかもしれないという恐怖もあったことでしょう。
ですが、その恐怖に打ち勝ったのです。

行動こそが、事態を変えるのだと思います。

ブラック企業に耐えているだけでは未来は開けません。
ブラック企業に立ち向かってこそ、道ができると思っています。

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