裁判に勝てば終わり、ではない。執行とは?

裁判に勝ったからと言って、残業代を確実に回収できるわけではありません。
取り立てるまでが勝負です。

残業代請求の裁判をやった結果、会社に200万円を支払えという判決が出ても、それで終わりではありません。
判決書はそのままでは、単なる紙切れです。

判決が確定すれば、ほとんどの会社は、きちんと残業代を払ってきます。
これは、早く払わないと遅延損害金がついて、残業代がどんどん膨れ上がっていくからです。

残業代を踏み倒す会社

しかし、中には、判決が出ても、残業代を払わない奴らがいます。
そういった会社に対しては強制執行することが必要です。

強制執行とは具体的に言うと差し押さえです。
たとえば、会社名義の銀行口座を差し押さえたり、会社所有の不動産を差し押さえするというわけです。
差し押さえされると会社はまともに業務ができなくなり、大損害となりますから、普通は事前に払ってくるというわけです。
ところが、そもそも財産がないような会社の場合は、差し押さえしたくとも、差押える財産がありません。
会社も失う物がないわけですから、怖いものなしです。

ですから、裁判をやる前に、相手の会社は裁判で負けたらきちんと残業代を払ってくるのかや差し押さえる財産があるのかは、よくチェックしておかなくてはいけません。
このようなことがあるため、場合によっては、回収金額が低くなっても示談や和解で終わらせることも考えるべきなのです。

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